「どいがみ歯科医院
公式LINE」を始めました。
急な休診や診療時間の変更などをお知らせします。
お問い合わせにも対応します。
定期検診ご希望の方は
LINEでご予約いただけます。
新規および急患の方は
電話での予約を
お願いいたします。
==================
【診療時間変更のお知らせ】
当面の間以下の通りとなります。
午前 9:00~12:00
午後 13:30~17:30
午後の受付は17:00までです。
【土曜日の診療について】
原則 月2回の診療となります。
=================
10月の休診は
5日(土)
26日(土)です。
午後休診は
11日(金)です。
======================
《予約制》
※来院前に電話での予約をお願いいたします。
======================
お支払いで
クレジットカードをご利用いただけるようになりました
(令和6年10月より)
「お問い合わせ」の際は
年齢・性別をお知らせください
こちらから予約することは
できません。
ご予約はお電話(定期検診は公式lLINEも可)でお願いします。
こちらは患者様専用フォームです。営業メールは受け付けておりません。営業メールには返信いたしませんのでご了承ください。
歯科・歯科口腔外科
どいがみ歯科医院
〒086-1111
中標津町西11条南7丁目14
電話:0153-74-8118
スケーリング・ルートプレーニングが終了した後2週間程おいて再度歯周病の検査を行います。これにより改善が見られず歯石が残っていると判断されればもう一度SRPを行うか歯周外科に移行します。ただし明らかな歯石がないのに改善しないケースがあり、歯ぎしりが原因と思われる場合にはナイトガードという装置を夜間使用してもらいます。また噛み合わせに問題があれば歯を削合して調整します。余談ですがナイトガードを使用した患者さんで知覚過敏が治ったというケースがありました。
このように歯周病の治療をしていくわけですが、治療を成功されるうえで最も大切なことはお分かりとは思いますが日々の患者さん自身による口腔清掃です。歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスで徹底的に汚れを取りましょう。抜かなければならない様な歯でもけっこう助かることがあるのであきらめないでくださいね。
歯周病の中心的な治療である第2段階のスケーリング・ルートプレーニング(SRP)とは歯肉に隠れた歯根に付着した歯石と取り除き、さらにその歯根面を滑択にして歯石が再び付きにくくする治療です。一般的にはキュレットという刃のついた器具を用い、手指の力で歯石を削り取ってさらに歯根面をツルツルにします。当医院では超音波スケーラーという器械を使い、特殊な刃のついた器具を用いて歯石を除去し、最後に従来からあるキュレットで手指によるプレーニングを行ってます。最近の超音波スケーラーは非常に優れており短時間で効率よく歯石を取ることができ、振動もマイルドで手指で行うより患者さんにかかる負担を軽減出来ます。麻酔無しで行う場合もありますが痛みのため不十分な治療なって意味がありませんので殆どの方が麻酔して治療してます。キュレットは使用すると刃が鈍りますので頻繁に磨ぎます。刃がない道具では歯石を取ったりツルツルにできません。道具の手入れが特に重要なのです。
歯周病の治療は大きく3段階に分かれてます。第1段階は歯肉縁上の歯石(目で見える範囲の歯石)を取ることで一般的にスケーリングと呼ばれてます。余程歯がしみる場合を除いて通常は麻酔無しで行います。この治療で改善するのは極めて軽度の歯周病で、殆どの方は次の段階に移行します。第2段階の治療は歯肉縁下の歯石(歯肉に隠れている歯石)を取ることでスケーリング・ルートプレーニング(SRP)と呼んでます。この治療は非常に重要で当医院のまさに中心的な存在です。痛みに強い方は麻酔なしで行いますが痛みの為不十分な治療になっては意味がありませんので殆ど麻酔下で治療しています。これでも改善が見られない場合には更に次の段階に入ります。第3段階は歯周外科手術です。いろいろは手法がありますが歯肉を切除したり、歯肉を剥離して歯石ととる治療が中心です。ただこの手術には欠点があります。歯肉が下がってしまい前歯では審美的に問題があること。また歯肉を剥離しても問題となる歯石は見えないため最後は手の感覚しだいで高度なテクニックが要求されます。また手術が上手くいかなかった場合にはかえって早期に抜歯になるケースもあります。つづく。
他の病気と同様に歯周病においても診断がなければ治療は始まりません。診断は視診(直接目で見て判断)、歯周ポケット検査、動揺度検査、レントゲン検査等で行います。歯周ポケット検査は特に重要で歯と歯肉の隙間に細い道具を挿入に深さを測りその程度によって歯周病の重症度を判定します。ここで悩ましいのは歯石が大量に付いているケースです。保険のルールでは検査をしてからスケーリング(歯石を取ること)することになってますが大量の歯石のため検査ができないことがあります。また一所懸命ブラッシングしている患者さんに見られるのですが歯肉が引き締まっているため歯周ポケットがあるのに検査上は正常と診断されることがあります。患者さんに検査表をお渡しするのですが最初のころ正常なのに何故治療するのかと思われる患者さんがいましたが今は予め十分に説明するようにして誤解のないように進めております。レントゲン検査も有効で診断には必須ですが当院では特に視診を重要視しています。早期の歯周病では歯肉の形、色でしかわからない場合があるからなのです。つづく。
この度、当院の治療の内容に特化したコラムを設けることにしました。初回は最近テレビで頻繁に放送されている歯周病です。成人の7〜8割が罹患しているいわば国民病ですが、自覚症状に乏しいため重症化してから来院される患者さんが多いのも事実です。テレビでは劇的な部分が強調されるのはやむを得ませんが、手術だけで治ると錯覚してしまうのではないかと少々不安になります。健康保険で歯周病の治療を行う場合細かい決め事があって患者さんのニーズに合わないことがしばしばあります。例えばいきなり手術して欲しいと言われても応じられないのです。また歯科医によって考え方も違いますので当然治療方法や基準もまちまちです。数回にわたり現在当院で行っている治療を掲載する予定です。